こんにちは、料理ブロガーの山本リコピンです。
居酒屋さんでおつまみの定番ともいえる「ハムカツ」。揚げたてサクサクの分厚いハムカツを、ビールで流せばもう最高です。今回は、そんな揚げたてのハムカツを家でも食べられるように、できるだけ手軽に作るレシピをご紹介します。しかも、花椒とラー油、一味唐辛子でとっても辛い至福のハムカツにアレンジしますよ。
家で揚げ物、と聞くだけでやる気が遠のいてしまうかもですが、小さめのフライパンや小鍋を使えば、油は少なくてすみます。それに、ハムは加熱せずそのまま食べられるものなので、表面の衣がこんがりとすれば出来上がり。生のお肉のように火の通りを心配する必要もありません。
また、小麦粉と卵と水を一緒に混ぜたバッター液を使えば、衣を付けるのも意外とラク。バッター液を使うと衣がしっかりと厚くなるので、食べたときのサクサク食感もアップです。しかも、今回はバッター液に一味唐辛子を混ぜ込んで辛ウマにします。
ハムはわざわざブロックを買って分厚く切らなくても、いつものパック入りのスライスハムを重ねて使えばOK。それでは早速レシピです。
山本リコピンの「花椒ハムカツ」
【材料】作りやすい分量
- スライスハム 8~10枚
- パン粉 30g
- サラダ油 適量
- レタス、白髪ねぎ、糸唐辛子 お好みで適量
(A)
- ウスターソース 大さじ1と1/2
- 白すりごま 小さじ1/2
- ラー油 小さじ1
- 花椒(パウダー) 小さじ1/4
(B)
- 小麦粉 50g
- 溶き卵 1/2個分
- 水 50ml
- 一味唐辛子 小さじ1
作り方
1. (A)をよく混ぜて麻辣ソースを作る。
辛めがお好きならラー油は小さじ2(白すりごまも増量の小さじ1)がおすすめ。どろっとしたソースになりますが美味しいですよ。
2. スライスハムは、4~5枚重ねておく。
今回はハム5枚重ねで作りました。
3. (B)をよく混ぜてバッター液を作る。お皿やバットにパン粉を広げておく。スライスハムをバッター液にそっとくぐらせてから、パン粉を押し付けるようにしてしっかりつける。
スライスハムがはがれないよう、バッター液にはそっとくぐらせてください。
4.小さめのフライパンか小鍋に2㎝ほど油を入れて中火で熱し、中温(170度くらい)になったら、3を1つ入れる。途中返しながら、表面が写真のようなきつね色になるまで揚げる。
熱した油にパン粉を落として、途中まで沈んで浮き上がってくるのが中温の目安です。
小さめのフライパンや小鍋は、取っ手に手を添えるなどして調理中の落下に注意してお使いください。
5. 色よく揚がったら油切りやキッチンペーパーにのせて油を切り、
半分に切る。
同様にもう1つも揚げます。
6. お皿に盛り、お好みでレタス、白髪ねぎ、糸唐辛子を添えて、麻辣ソースをお好きな量かける。
バッター液に一味唐辛子が入っているので、そのまま食べてもほんのりピリ辛です。まずはそのままで食べて、次にソースをたっぷりとかけてと、辛さレベルを変えながら食べていくのも楽しいです。
“追い花椒”がとってもおすすめ
揚げたて熱々の花椒ハムカツは、衣サクサク、肉汁がジュワっと、そのうえガツンと辛い、おつまみの中のおつまみ、という感じです。麻辣ソースをかけてもシビ辛度が足りなければ、ラー油と花椒を後がけで調整してください。とくに“追い花椒”は香りもさらによくなってとってもおすすめです。
洋風と中華風が入り混じったような、それでいてレトロ感もあるおつまみ。お酒がごくごくと進んでしまう至福のハムカツ、ぜひぜひお試しください。今回はハム5枚重ねで作りましたが、思い切って8枚、10枚と重ねて、感動モノの極厚ハムカツにするのも楽しいですよ。
作った人:山本リコピン
料理ブロガー、料理研究家。簡単&手軽に作れて見栄えのする料理レシピを公開しているブログ『日々のごはんとおやつのネタ帳』を運営。日々のごはんや、おつまみ、お弁当、おやつ、おもてなしなど、ジャンルも幅広く、雑誌や企業へのレシピ提供も行う。『山本リコピンのちゃちゃっとかわいい毎日おかず』(主婦と生活社)、『ごはんがすすむ!!!山本リコピンのうちごはん』(ワニブックス)が発売中。
- ブログ:日々のごはんとおやつのネタ帳
- Instagram:@yamamoto_ricopin
- X:@yamamoto_ricopi
企画協力:フーディストノート
“暮らしを彩るレシピとアイデア”をコンセプトに、
フーディスト®と共創するメディア&コミュニティ。毎日の食卓に大活躍の料理レシピ、食を楽しむアイデアやトレンド、キッチン収納や調理グッズのコラムなど料理・食と暮らしにまつわる情報が満載。
※2025年4月より「レシピブログ」から「フーディストノート」へリニューアルしました
- ウェブサイト:フーディストノート
- X:@sugurecipe
- Instagram:@foodietable.jp